vol.11 日本人選手の“過去最高順位・過去最高記録”更新が期待される種目は!?
ベルリン世界選手権で高野進強化委員長が掲げた目標は、「メダル1、入賞6」。日本選手は男女33種目に出場予定だが、同一大会での過去最高はメダル4(2003年)、メダルを含む8位以内入賞は8(2001年・2003年・2005年)。本番では是非とも上記の目標を上回るような好成績を期待したいものだ。
とはいえ、世界の「8位入賞」はそうそう簡単に達成できるものではない。たとえ「入賞」には及ばなくとも、日本人の過去最高順位や最高記録を上回れば「大健闘」といえよう。
そんなことで、今回の代表選手で過去11回の世界選手権での日本人の「最高順位」「最高記録」を上回る可能性がありそうな種目を紹介しよう。
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【男子過去最高成績】
◆100m/順位:準決勝7位 記録:10秒16
塚原直貴(富士通)と江里口匡史(早稲田大)に順位・記録の期待がかかる。
◆200m/順位:銅メダル 記録:20秒22
メダルは厳しいものがあるが、記録は高平慎士(富士通)が十分に射程圏内。
◆400m/順位:7位 記録:44秒91
金丸祐三(法政大)の記録更新に期待。
◆5000m/順位:準決勝13位 記録:13分46秒29
上野裕一郎(エスビー食品)が普通に走れば、記録の更新は確実か。
◆110mH/順位:準決勝6位 記録:13秒54
田野中輔(富士通)が順位・記録ともに更新可能。
◆3000mSC/順位:11位 記録:8分18秒93
岩水嘉孝(富士通)が日本記録を更新できれば「入賞」も見えてくる。
◆20kmW/順位:7位 記録:1時間22分11秒
◆50kmW/順位:6位 記録:3時間50分27秒
森岡紘一朗(富士通)、山崎勇喜(長谷川体育施設)など両種目ともに順位・記録で過去最高の可能性が極めて大。特に50kmは山崎勇喜(長谷川体育施設)にメダルの可能性も。
◆400mリレー/順位:5位 記録:38秒03
順位・記録ともに更新できれば北京五輪に続くメダル獲得の可能性も。
◆走高跳/順位:予選3位 記録:2m25
醍醐直幸(富士通)が自己記録に近い跳躍ができればメダル獲得も可能。
◆棒高跳/順位:8位 記録:5m60
澤野大地(千葉陸協)が順位・記録の更新で2大会ぶりの入賞に挑む。
◆走幅跳/順位:9位 記録:8m08
荒川大輔(大阪陸協)が決勝で8m08を更新できれば入賞も見えてくる。
◆やり投/順位:6位 記録:80m58
村上幸史(スズキ)が記録を更新すれば22年ぶりの入賞も。
◆十種競技/順位:14位 記録:7672点
池田大介(WIND UP AC)の記録の更新は確実か。
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女子は、過去に「金メダルのマラソン」「銅メダルの1万m」「8位入賞の5000m」の過去最高順位の更新は厳しいが、記録更新の可能性はある。上記3種目以外は、順位も記録も過去最高の更新が有望だ。
【女子過去最高成績】
◆100m/順位:1次予選5位 記録:11秒64
福島千里(北海道ハイテクAC)と高橋萌木子(平成国際大)が普通に走れば記録の更新は確実。2次予選進出の可能性も高い。
◆200m/順位:1次予選7位 記録:23秒64
100m同様、福島・高橋ともに順位・記録で更新は間違いなさそう。
◆400m/順位:準決勝8位 記録:51秒81
丹野麻美(ナチュリル)が日本新を出せば2大会連続の準決勝進出も。
◆5000m/順位:8位 記録:14分59秒92
入賞はかなり厳しそうだが、日本新に期待。
◆10000m/順位:3位 記録:31分03秒75】
「3位以内」は厳しそうだが、日本新の走りをみせれば入賞の可能性がある。
◆マラソン/順位:1位 記録:2時間24分14秒
気象条件次第では、記録の更新は可能。
◆100mH/順位:2次予選8位 記録:13秒25
寺田明日香(北海道ハイテクAC)が12秒台で走れれば準決勝進出の可能性もある。
◆400mH/順位:予選6位 記録:57秒01
久保倉里美(新潟アルビレックスRC)の順位・記録更新は確実で、北京五輪に続く準決勝進出に挑む。青木沙弥佳(ナチュリル)も順位・記録更新の可能性が高い。
◆3000mSC/順位:12位 記録:9分41秒21
早狩実紀(京都光華AC)が日本記録(9分33秒93)を更新できれば2大会ぶりの決勝進出も。
◆20kmW/順位:10位 記録:1時間33分35秒
川崎真裕美、大利久美(富士通)、渕瀬真寿美(大塚製薬)の3人が記録更新の可能性大。日本記録に迫る歩きができれば「入賞」の可能性も高い。
◆400mリレー/順位:予選4位 記録:44秒52
バトンミスさえしなければ大幅な日本新の可能性が高い。
◆1600mリレー/順位:予選6位 記録:3分30秒17
3分20秒台の日本新の可能性がある。
◆棒高跳/順位:予選9位 記録:4m35
近藤高代(長谷川体育施設)が4m40の日本新をクリアできれば、決勝進出の可能性も。
◆走幅跳/順位:11位 記録:6m51
桝見咲智子(九電工)が記録更新の可能性大。自己記録6m65を破れれば決勝進出も期待できる。
◆やり投/順位:予選9位 記録:56m05
海老原有希(スズキ)が実力を出せば記録更新は確実。日本記録(61m15)を破るようなら入賞も見えてくる。
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上記にはあげなかったが、今回もメダルや入賞が期待される男女マラソンや男子ハンマー投などの過去最高成績は下記の通りだ。
【男子】
10000m(10位・27分48秒55)
マラソン(1位・2時間09分26秒)
400mH(3位・47秒89)
ハンマー投(2位・82m92)
【女子】
5000m(8位・14分59秒92)
10000m(3位・31分03秒75)
マラソン(1位・2時間24分14秒)
※「過去最高順位」と「過去最高記録」は、必ずしも同じ選手がマークしたものとは限らない。
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